日本酒 北秋田 高清水

普段の生活

 

最初の日本酒

 お酒はわりかし好きな方だ。量はそんなに飲めないけど、比較的何でも飲む方である。好みとしては、若い頃はサワー系(レモン・グレープフルーツ)、30代に入ってからはビール、40代からはワイン、そして40代後半から日本酒を好むようになってきた。

 日本酒で最初に印象に残っているのは、「上善如水」。確か最初に飲んだのは20代後半の頃だったと思う。

 今までは月桂冠とか大関とかで、飲んだ後の独特な風味、何と表現して良いのか分からないのだが、鼻につくような風味が苦手だった。なので好んで日本酒は飲まなかった。

 だがこの「上善如水」は飲んだ後がとてもスッキリしていて、鼻につくような風味が感じられなかった。これがとても印象に残っていた。当時は日本酒を飲む時は大体「上善」にしていた記憶がある。

 その後日本酒を飲む機会がめっきり減り、ビールが中心だった。やはりビールの方が種類が豊富で、且つ発泡酒もあり、値段も手頃ということもあったと思う。

 それが40代に入り「獺祭」と巡り合う。これは「上善」よりも数倍上回る衝撃を受けた。日本酒でありながら、何か白ワインを飲んでいるような感覚があった。少し発泡しているようにも感じた。何か日本酒の概念がガラッと変わった。

 日本酒造りは伝統的でありながらも、とても斬新だなという感想を持った。お酒の詳しい方に聞いた所、酒米を極限に削るとこういう味になるんだよと教えてくれた。

手頃なところから

 それから、少しづつ日本酒のことについてネットで調べるようになった。自分の好みとしては、辛口は苦手で、日本酒度でいうとせいぜい+1ぐらい。飲んだ後に少し甘さが感じられるのが良い。

 種類でいうと、純米酒とか、純米吟醸とかになる。あまり高いのは買えないので、比較的お酒の品揃えの良いスーパーなどで購入している。

 最近気に入って購入していのが秋田県の秋田酒造の「高清水」と、同じく秋田県の株式会社北鹿の「北秋田」である。どちらも四合瓶で1,000円〜1,300円程度で購入できる。

 二つとも癖がなく、ほんのり甘口で飲み後が柔らかい感じが好きなところ。「高清水」も「北秋田」も、スーパーに行けば大体在庫があるのもお気に入り。

 やはりお酒は料理と合わせた方が、よりお酒が引き立つと思う。日本酒を買うときは、自然と和食系の料理を選択していることが多い。

 これとこれなら、「北秋田」と合うかな、と考えながら食材を選ぶのが楽しい。これが最近の楽しみの一つである。こうやって飲むと、日本酒の奥深さが少し分かるような気がする。

 うちの奥さんはお酒がとても弱く、飲むとしてもとても甘いお酒だけ。なので晩酌する時は一人。あまりお酒が進んでいると奥さんから厳しい(?)指摘をもらうので、四合瓶を買ってきた時は一日で全部飲まないよう、細心の注意を払いながら飲むようにしている。

 日本酒は本当に種類が豊富である。また手間暇がとてもかかっているようで、そういうことも考えながら銘柄を探すのも面白いと思う。まだまだ日本酒歴は浅く経験した銘柄も多くないけど、今の所まだ飽きていないのでこれから少しづつ種類を増やして冒険していきたい。

おしまい

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