欲の出過ぎ
休職して時間があると、いろんな事を考えるようになる。今の職場に復帰しようか、転職を考えようか、何か手に職をつけようか、自分で稼げる方法はないか、などなど。
一時期は宝くじにハマっていた。いわゆる一攫千金というやつ。何億円かあれば悠々自適な生活ができるとか、嫌な仕事から解放されたいという一心で買い続けたけれど、まぁ当たらない。宝くじに関しては、半分が胴元に持っていかれるというし。地方自治体に寄付したものだと考えれば良いのだが、欲心が出るとなかなか収まらないものだ。
ギャンブルも同じ。若い頃、暇があればパチンコに行ってた。休職1回目の時もパチンコに行って現実逃避していた。こういう時に限って、なかなか勝てないもの。
詐欺に引っかかる人の話を聞いて思うのは、何か切羽詰まった状況があって思考が鈍っている時に、一発逆転できそうな状況を提示されて飛びついてしまうことが多い気がする。ちょっと考えれば可笑しいと思うのだけれど、そこまでの思考に到達しない。そもそも切羽詰まった状況に陥らないことが大事なのだけれど、リテラシーが不足していると安易な方法に流されてしまうのだろうと思う。
表面だけしか見ない
うまい話に引っ掛からない方法ってなんだろう?やはり物事には一っ飛びではできず、地道にコツコツとやっていくことでしか成し遂げられないということをしっかり認識することだと思う。凡人の自分が何かをやるには、基本となるもの、王道と言われているものを素直にコツコツ学んで習得していく必要があることをしっかり認識すること。
ネットに流れてくる情報、例えばXとかInstagramなどで情報を発信している人は、極端な言い方をすれば今の姿しか見ることができない。成功(又は成功している風)している画しか見れない。その人がどういう経緯でどれだけ努力してどれだけ失敗して、今の基盤を築いたのかは見ることはできない。
中には過去の辛い経験をしっかりと発信している人もいるけど、それでも順調に来たと感じる人が多いのだと思う。自分もそうだったので。
身の丈に応じた生き方
こういう話をすると、中にはコツコツ努力することができない!という人も見かける。それはそれで良いと思う。体力的に、また精神的に継続していくことが困難な方はいると思う。そういう人たちは、良い意味で諦めも大事だと思う。他人の生活を羨んで自分もできるのだはないかとうまい話に乗っかってしまい、痛い目に遭わないためにも、自分の身の丈に応じた生き方が出来れば良いのかなと思う。
今やれる範囲で地道にコツコツと歩んでいく。自戒のためにも、人生に一発逆転なんてものは無い、ということを常に肝に銘じておきたい。
一つ付け加えたいのは、習得する方法は昔と違ってネットやスマホが普及したおかげで、格段スピーディーになったし、アクセスしやすくなった。これは本当に有り難いこと。こういう環境をフル活用していきたいな。
おしまい
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