また小説を読むようになった。今読んでいるのは宮部みゆき氏の「クロスファイヤ」。読んでいるうちに物語に引き込まれる感じで、なかなか面白いと思う。宮部みゆき氏は他にも「小暮写真館」とかも読んだ。他には、村上春樹氏や東野圭吾氏あたりも好きで読んでいた。
読書よりスポーツ
私は若い頃はあまり本を読むことはなかった。小学生低学年の頃、近くにある図書館で利用者登録をすると本を入れるバッグがもらえると友達から聞いて、そのバッグ欲しさに利用者登録だけしたこともあった。
字を読むことがあまり好きではなかったのもあるし、1冊読む集中力もなかったのもある。それに、面白い本に出会う機会がなかったのもあるのかもしれない。それよりも、野球やサッカーをしている方が面白かった。
直木賞作家
30代半ばになると中堅職員ということもあり、まとまった文章を書く機会が増えてきた。元々、文章を書くのがとても苦手で、これはどうしたものかと思い、文章に関する本を読み始めた。
そんな時、良い文章を書くには、文芸関係の賞をとった作家の作品を読むのが一番良いみたいな事を誰それから聞いた。それなら直木賞をとった作家なら良いかもしれないと思い、当時、10年前ぐらい遡って読み始めた。
それまで直木賞とか全く意識していなかったので知識がなかったのだが、毎年上半期・下半期の2回発表があり、またそれぞれに2作品受賞するといった形で、結構多いんだ〜という印象を持った。
受賞作品を順番に読んでいった訳ではないのだけれど、当時読んでいたのは浅田次郎氏の「鉄道員(ぽっぽや)」、宮部みゆき氏の「理由」、桐野夏生氏の「柔らかな頬」、重松清氏の「ビタミンF」、石田衣良氏の「4TEEN」など。
これらの作家さんは受賞作品が面白くて、他の作品も読んでみたいと思い、何冊か読んでいた。ちなみに芥川賞受賞作品も読んでみようと又吉直樹氏の「火花」を読んでみたのだが、自分にはどうも合わなかった。芥川賞受賞作品は、また機会があったら読もうかな。
直木賞作品はこちら
村上春樹氏の小説
その中で、やはり一番面白いというか、物語の中に引き込まれる感じがするのは、村上春樹氏の作品である。直木賞受賞作家流れからは外れるが、なぜか「村上春樹」は読んでおかないと小説を読んでいるとは語れない(?)と勝手に思ったのがきっかけである。と言ってもそんなに沢山読んでいる訳ではないだけども。。。
表現するのがとても難しいのだけれど、村上春樹氏の作品は何か不思議な描写があっても、それが浮くこともなく、物語の中に自然と溶け込んでいる感じがして、読んでいて惹き込まれる。どんどん先を読みたくなる感じが好き。
村上春樹氏の作品はこちら小説は映像とはまた違い、物語の奥行きを感じることができるのも好きである。勝手に主人公を想像できるのも楽しみの一つ。世の中には、まだまだ沢山良い作品があると思うので、これからも少しづつ読んでいきたいな。
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