頭のメモリーはそんなに多くない

欲張り過ぎは良くない。焦ってあれもこれもと色んなことに手を出すと、どれも中途半端になってしまい、結局何も身につかない事が多いと感じる。
思うに欲張ることへの背景には、どうも他人と比較して自分が出来ていないことへの焦りがあるのではと思う。
他人と自分とは当然違うのだが、どうしても表面に出ている事柄だけをみて自分と比較してしまい、自分はできていないと言って焦ってしまっているだけだと思う。
人にはそれぞれ能力が違うし、環境も違ったりするものである。他人には出来ても自分にはそこまで出来ないものもある。
そして自分には、あれもこれもと色んなことをするための頭のメモリーがそれほど多くないと感じる。
思考の持ち方にもクセがあると思うのだが、特に同時並行の作業は苦手である。
他人との比較をやめて欲張らずにやらなくて良いことを決めていければ、頭のメモリーも無駄に使うことはなくなる。
やらなくて良いこと
やらなくて良いことを考えてみることにした。
まずは転職活動を一旦中止することにした。諦めがついたという所が本当の所である。
50歳を過ぎて特に目立った技能がある訳でもないので、とにかく求人がない。ハローワークでもまずは復職が第一と言われ断られた。これで諦めがついた。
会社への復帰を目指そうと思う。
復帰の際には降格を願い出ようと思う。管理職として詰め込み過ぎていた感じがある。それを辞めよう。管理職になって約10年、無理をしてきたなと感じる。それをやめようと思う。
仕事については、プレッシャーのかかる立場から一歩退いて係長として集中してやっていきたい。欲張り過ぎない事が大事だと思う。
まずは仕事に復帰し、ペースを取り戻す事が大事。その上で余力があれば他のことをやっていく。
ジョギングにしても、無理して毎日走ることをやめた。走れない時はウォーキングでも良い。日常生活の中でできる範囲でやっていく。
帰宅時にバスではなくウォーキングを取り入れてみる。休みの日に少し時間をとって長く歩く。周りの人たちと比較することなく、自分のペースでやっていく。
本を読むことにしても、成長するためといって焦って読む必要などない。本当に読みたいもの、興味が沸くものを読むよう心がける。
ハウツー本も良いけどほどほどにする。じっくりと良本と言われるものを読みたい。
これまで、こうしなければならないという思いから、あれもこれもと詰め込みすぎてしまい、結局どれも中途半端になってしまった。
やらなくても良いことをしていくと心が軽くなっていって、穏やかな気持ちになれる。
頭のメモリーを大事に使っていく
詰め込み過ぎず、考えることを少しでも抑えると気持ちが楽になる。
起きてもいないことを考えてもしょうがない。復帰した時に色々言われるかもしれないと考えない。言われるかもしれないが、気にしないこと。
なるようにしかならないと腹を決める。これからもおそらく大丈夫だろう。自分の事を悪く言う人がいても、自分の課題ではない。相手にしない事が大事。
人にはそれぞれ器と言うものがある。身体にしても頭にしてもそう。
他人と比較して自分はダメだとか決めつけることに意味はない。頭のメモリーにも限界がある。このメモリーを少しでもセーブして、大事に使っていきたいと思う。
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