特別なものなんて無い

これまでの私は、何かを成し遂げなければいけなとか、もっと成長しなければいけないなど、切羽詰まった、何かに追い立てられながら生きてきた感じがある。
特別な何かを追いかけているのだけれど、その特別な何かとは本当の所は自分にはよく分かっておらず、ただただ彷徨って生きてきた。
そういう生き方をしてきたのは、人は常に成長していかなければいけないという風潮に惑わされてきたせいかもしれない。
歳を重ねるごとに成長して積み上げていくことが人生なのだと、そう考えて生きてきた。
成長の先には何か特別な何かがあるものだと、ぼんやり意識して生きてきた。
だけど特別な何かなんてそんなものは幻想で、自分にできること、またはしたいこと、そして心が穏やかになるよう生きていくこと、そういうことが人生にとっては大事なことなんだと思えるようになってきた。
そのように思えてきたのは、これまで自分自身に対してそれほど興味が持てないでいたのだが、もっと自分のことを大事に扱っていこうと思うようになったからである。
心穏やかに生きていくには何が必要なのだろう。イライラしないこと?他人と無闇矢鱈に競争しないこと?誰かを蹴落としてまでトップに登り詰めるようなことはしないこと?
そういうことももちろん大事だと思う。
だが、心穏やかに生きていくということはとても地道で、日常的な、普通の事を淡々と着実にこなしていくことが大事なのだと今は思っている。自分の力量やその場の立場をしっかりわきまえて、周りの環境に自然と調和し貢献できていることが理想だと思う。
周りの色んな情報に惑わされずに、自分にとって最良なことは何だろうかということを、じっくり考えていくことが大事だと思う。
仕事に関して言えば、今は休職中ではあるが、仕事に復帰した時には無理せずに自分がやれる範囲の中でしっかり貢献していくことが大事だと思う。具体的には、管理職から降格をし、権限を下げて少しでもプレッシャーを受けないようにするのがベターだと思う。
若しくは、転職も視野に入れて心機一転頑張っていくことも選択肢としてはある。正直今の会社の仕事自体に飽きがきている。気の取り方もあるのだが、このまま定年まで違和感を抱えたままで穏やかにやっていけるか不安なところもある。
なんだかんだ言っても、仕事をすることは人生の中で大きなウエイトを占めていくので、自分の生き方にも大きな影響を与える。いずれにしても、体調を整え、体力をつけていくことが今の自分にとっては最優先事項なので、それに集中していきたいと思う。
目の前のことに集中

今後の生活のことについても、極端に悲観的になることなく、淡々と過ごしていく。色々な情報に惑わされて、あれこれ手を出すことが一番悪手だと思う。
あまり先々のことを考えすぎず、目の前にあることをコツコツとこなしていく事が大切である。
日々の生活では、節約を心がけ、必要な所にはしっかりと費用をかけ、メリハリをつけていく。
日々暮らしていく中で邪魔になるのは、他人との比較なのだと思う。自分の身の丈に応じた生活を心がけていけばなんとかやっていけると思う。
収入が少なくなれば、それなりの生活をするまでのことである。良い家、車の購入、ブランド品、高級時計、豪華なディナーなどなど、自分がものすごく欲しい、若しくは気に入っているとかあれば良いが、自慢したいとか単なるステイタスだと感じているだけであれば、そういう自尊心は不要だと思う。
一番は心身とも健康であること。毎日のリズムをなるべく崩さす、適度に運動し、腹八分目を心がけ、それを楽しむようにしていきたい。
コメント