嫌なことを言われた時に直ぐ反応しない練習

50代のメンタルケア

 

相手の挑発に乗らないこと

私は比較的せっかちな性格である。

じっとしられないし、判断をすぐにしたがる。

時にはすぐに反応した方が良い時もあるけど、大抵の場合はその後に修正することが多い気がする。

負けず嫌いが生じて、すぐに反応してしまう癖もある。

癪に障る事を言われるとムキになりすぐ言い返してしまう。

結果ケンカになるし相手と険悪になり、後の仕事がしづらくなってしまう。

こうなってくると自分に取って良いこと一つもない。条件反射的に反応していると、自分に取って損なことばかりだと思う。

それでは、すぐに反応しないようにするにはどうしたら良いのだろうか、考えてみた。

それは、相手の挑発に乗らないことである。

私が思う挑発とは、何か嫌味を言われた時とか、マウントを取られた時である。

こういう時、私は舐められたくないという思いが強くなり、直ぐに反撃体制に入ってしまう。

ここを我慢するのがとても辛いのだが、こういう時は少し考え方を変えてみる。

嫌味を言われたりマウントを取られている時というのは、得てして相手が自分の事を意識しているということだと思う。

相手が自分の事を意識し、そして自分の事を説き伏せたいとか、下に見たい、優位に立ちたい、と相手が思っているのではないかと思う。

そういう相手に対して、そもそもその相手と競争心しようとか自分が優位に立とうとか思わないことである。

競争しなくても生きていけると思えば、気が楽になってくる。

しっかりと忘れること

具体的な行動としては、『そうなんですか〜』と言ってニコッとする。

そして、心をその場から引き離す感じ。言ってみれば自分の頭の上に心を持っていき、その状況を観察するようにしてみる。

心の労力を無駄に使わない、という感じだろうか。

この時もう一つ大事なことは、この出来事をしっかりと忘れることである。

その場ではうまくやり過ごしたと思っても後で思い出して、もっとうまく言い返せたのではないかと考えてしまう。

そう考えてしまうと、もう頭の中でそれがグルグル巡ってきて、その時の場面が再現され、また同じ思いをすることになる。

そうなってしまうと勿体無いのでやはり忘れることが一番なのだが、もう少しこういう状況について考えてみる。

本当の友人・知人はそんなことは言わない

そもそもだけど、自分に対して嫌味を言う人やマウントを取ってくる人というのは、果たして自分に取って良い友人・知人だろうか。

本当に私の事を思ってくれている友人・知人であれば、言葉を選んでくるのだと思う。

私の今の状況などを考慮し、どういう言葉かけをすれば良いのかと考えてくれるのではないだろうか。

そうではなく、嫌味を言ったりマウントを取ってくる方々は、そういう意味では私に取っての良い友人・知人ではないと思う。

そういう方々の事を後々思い出すのは時間の無駄遣いであり、心の労力の無駄遣いである。とても勿体無い。

嫌味やマウントを取ってくる方々からの言葉には、時に私にとって的を得ている時もあるから、全て忘れてしまうのは勿体無い。

そういう時も的を得ている事だけを切り取っておいて、その人のことは綺麗さっぱり忘れることが大事だと思う。

なかなか反応しないという作業は難しいけど、これができてくると心穏やかに生きていけるのだと思う。

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